この映画、某ブログでオススメしていたので見てみましたが、すごく感銘を受けました。
短期間で2度見てしまうほど面白かったです。
タイトルで敬遠していた、昔の自分に「見てみろ!」と言ってやりたいです。
タイトルだけで判断するものではないですね。
素晴らしい映画です。
この映画を見て、働くことの意味や誰のための人生なのか改めて考えさせられました。
多くの人に見てほしい映画ですので、ご紹介致します。
「ちょっと今から仕事やめてくる」あらすじ
所謂ブラック企業に勤めている主人公が、キツいノルマとパワハラ上司に追い詰められます。
主人公が仕事に疲れて、線路に飛び込もうとしたところを、山本という主人公の小学校時代の同級生を名乗る男に助けられるところから話は始まります。
この物語の見所は
山本との交流を経て主人公が決断をする過程
山本が何故やたらと主人公のことを気にかけるのか
そして、山本とは何者なのか
「ちょっと今から仕事やめてくる」印象に残ったシーン
この映画を見て、印象に残ったシーンがたくさんありました。
特に印象に残ったところを紹介します。
その1
主人公と山本の、「正社員になれるのは大変なことなんだ。簡単に仕事を辞めることはできない」と言う主人公に対し、山本が「じゃあ、何より簡単なんだ?仕事辞めることと死ぬことはどっちが簡単なんだ?」という会話。
フリーランス(個人事業主)推しが強い昨今では、如何にフリーランスが素晴らしいのか自由なのかだけ言われているような気がします。
この風潮にフリーランスの私は思うところがあります。
ただ、この映画ような状況になるくらいならフリーランスになった方が良いと思うし、若しくは転職したほうが良いのでしょう。
私は長期間企業で働いたことがないので、そのように決断することがどれだけ難しいのか分かりません。
しかし、そんな私も、自殺を考えてしまうほどの職場は間違っているということは分かります。そのような職場に身を置くくらいなら辞めるべきでしょう。
この会話に昨今の過労死や自殺の根本の問題が詰まっているように思えました。
その2
主人公が久々に帰省した際、父親が主人公に言った言葉
「人生なんて生きていればなんとかなる」
これは私も最近そのように思うようになりました。
本当にそのとおりです。
何事も一生懸命やること、日々の積み重ねが重要だということは当然として
困難に直面したとしても、割とどうにでもなるし、もちろん困難から逃げても良いのです。
若輩者である私が言うと説得力がありませんが
人生は長いのです。
今いる場所だけが全てではないのです。
会社員よりフリーランスが良いのか?
フリーランスが会社員よりも楽であるなんて私は思いません。
会社員は、一生懸命仕事をすれば必ず給料がもらえるし、先が見えます。
しかし、個人事業主は頑張りに応じて必ず収入が増えるとは限りませんし、先行き不透明です。
先行き不透明というのは精神的に辛いものがあります。
だから、手放しにフリーランスが良いとは思いません。
それでも、私は会社を辞めて独立して良かったと感じています。
人の下で働くことを苦痛に感じていた私は、先行き不透明だけど1人で働く個人事業主の方が安定している会社員より良いと思えたので、独立を決心しました。
自分の置かれている環境や、どのように生きたいのかをよく考えることが大切ですね。
「ちょっと今から仕事やめてくる」は仕事だけでなく、生き方に悩んでいる人、困難に直面している人に見てほしい映画です。
この映画にはたくさんのことを考えさせられました。
この先も私は生きたいように生きます。
では、これで終わります!
ちょっと今から仕事やめてくる
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