今も司法書士は稼げるのか！？現役司法書士が真実を話します

司法書士という仕事に、凄く儲けているイメージをもっている人も多いと思います。

先輩方の話を聞くと、昔はとても稼げていたらしいです。

では、今はどうなのでしょうか？

インターネットで「司法書士　儲かる」で検索すると、司法書士を目指す人が減ってしまうのではないかと危惧する内容ばかりです。

しかし、どのサイトも司法書士ではない人が書いているものばかりです。

現役の司法書士がお金事情について赤裸々に書いているブログは少ないです。

ここでは、司法書士法人勤務を経て独立開業した現役司法書士が、司法書士のお金事情について解説します。

司法書士は儲かるの？

「司法書士って儲かるの？」とよく聞かれますが、司法書士一纏めに話すことはできません。

司法書士の働き方は、勤務と開業の２つに大きく分けられます。

そして、同じ司法書士であっても勤務と開業では収入が大きく違います。

勤務司法書士は儲かる？

勤務司法書士の給料は正直安いです。

最難関資格と言われる司法書士を取得したにも関わらずです。

私が勤務した事務所の初任給は１８万円（残業代込）。

司法書士登録した後は、２３万円（残業代込）からスタートでした。

まぁ毎年昇給しましたが…

司法書士として働いた経験がなかったので、給料が安いのは仕方がないと思います。

しかし、資格を持っている割りには、一般の会社で働いている人と同程度の給料です。

また、他の事務所に勤務する人の話を聞いたら、私の方が待遇が良かったです。

もっと待遇の悪い事務所があるのかと驚きました。

ですので、勤務していきなり高い給料がもらえるわけではないようです。

勤務する事務所で待遇、環境は全然違います。

そして、司法書士はクセの強い人が多いので、なかなか相性の良い事務所を見つけるのは難しいです。

事務所勤務を考えている人は、就職前に先輩司法書士から噂を聞いてみたり、待遇をよく確認した方が良いです。

開業司法書士は儲かるのか？

正直なところ、開業して儲かるかは人によるとしか言えないです。

分かっている確かなことは、ただ事務所を構えているだけでは生き残れないということです。

他の仕事同様、司法書士にも営業力が求められます。

開業地次第では、営業をしなくても食ってはいけますが、営業なしで裕福な暮らしは無理だと思います。

私は、開業地が良かったからか営業という営業はしていませんが食べていけています。

司法書士が年収１，０００万円を越えることは可能か？

皆さんが知りたいのは、司法書士になって年収１，０００万円超えることができるのかだと思います。

ぶっちゃけ、自分の事務所を開業すれば年収１，０００万円越えは無理ではないと思います。

もちろん、開業地や本人の営業力、事務処理能力等に依るところは大きいです。

私の周りには１，０００万円超えているだろって人がそこそこいます。

なので、無理ではないと思います。

その人たちと話してみると、如何にも仕事できそうだなーって感じです。

やはり稼ぐためにはそれなりの実力が必要です。

勤務司法書士の場合は年収１，０００万円越えは難しいのかなと思います。

法人の社員にでもならないと、なかなか難しいと思います。

あくまで、私の考えにすぎませんが…

なので、凄く稼ぎたい人は自分で事務所を開業した方が良いでしょう。

お客さんが付けばいくらでも稼げる仕事だと思います。

また、開業すると自分のペースで仕事をすることができます。

そこまで稼がなくても良いから、のんびり働きたいという人も開業が合っているかもしれません。

勤務司法書士は激務であることが多いので、自分のペースで働くことは不可能＆ストレスMAXです。

クセの強いボスが多いですし…

試験合格後の身の振り方に迷っている人は、「やっぱり司法書士は独立開業か！？」の記事を参考にしてみて下さい。

私は勤務時代を振り返ってみて、独立開業して良かったなぁと心底思っています。

私は、自分の意思・考えで自由に働きたいという思いが強かったので勤務が性に合わなかったのかもしれません。

収入面で不安定にはなりましたが、もう一度勤務しようとは思いません。

自分の事務所最高です（笑）

ただ、勤務時代の経験は今も凄く役立っており、一度勤務したのは間違えではなかったと思います。

仕事を覚えるという意味では、一度勤務してみるのも良いかもしれません。

あと現役司法書士から一言言えることは、たとえそんなに稼げなくても司法書士って仕事は素晴らしいってことです。

これから司法書士になろうという人の参考になれば嬉しいです。

では、これで終わります！