司法書士が成年後見の感想をつらつら書く

成年後見 司法書士
ペン介
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こんにちは!

このブログの管理人ペン介です。

ここでは司法書士である私が、成年後見人の仕事や感想について書いています。

どうぞ、ゆっくりしていって下さい

こんな人に読んでほしい!
  • 司法書士
  • 成年後見申し立てを考えている人
  • 成年後見制度に興味のある人

成年後見制度をご存知ですか?

成年後見制度とは、家庭裁判所によって選任された成年後見人が、認知症や知的障害、精神障害などで判断能力が不十分な人の財産管理や身上監護を代理する制度のことです。

この成年後見人には親族が選任されることもあれば、専門職後見人として司法書士や弁護士、社会福祉士等が選任されることもあります。

ごく一部の専門職後見人による財産の横領等のせいか、他人が成年後見人になるべきではないとか、報酬が高い等、専門職の成年後見人に批判的な意見が現在多いです。

もちろん、横領など犯罪をする専門職はダメです。批判されるべきものです。

我々、まじめに仕事をしている専門職後見人からしても凄く迷惑です。

このような話ばかり聞いていると、専門職後見人は不要であるように思えてきます。

私も成年後見人になるまでは親族が成年後見人になれば良く、専門職後見人は不要なのではないかと思っていました。

しかし、実際に成年後見人として働いてみるとそんなことはないということを強く感じました。

ここでは、私がそのように感じた司法書士の成年後見の仕事について書いています。

ペン介
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たいへんな仕事だとは聞いていましたが、想像以上でした…

しかし、それ以上にとてもやりがいのある仕事だと思いました。

⇒次の「【司法書士】こんなときに相談しよう!」は司法書士の仕事について書いた記事です。
興味のある人は読んでみて下さい。

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司法書士の「成年後見」ってお仕事

司法書士の「成年後見」ってお仕事
ペン介
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司法書士のやる成年後見の仕事を簡単にお話します。

私が成年後見人になった被後見人は、なかなか大変な状況にありました。

借金生活保護ごみ屋敷問題等、いろいろです。

しかし、他の司法書士から話を聞くと、もっと大変な状況にある被後見人もいるようです。

このような大変な状況にある人は身寄りのない人が多く、そのような人には専門職の後見人が付くことが多いです。

抱えている問題の解決、財産の管理、家庭裁判所に年1回以上報告等をし、本人が快適に過ごせるようにサポートするのが専門職後見人の仕事です。

行政サービス等にも精通しておく必要があります。

私は、成年後見人に就任してからの1ヶ月目はこの仕事にかかり切りで、他の仕事を殆どすることができませんでした。

裁判所への初回報告を終えた後も、数ヶ月はバタバタしていました。

休日であっても、施設や病院等から急な呼び出しがある可能性もあるので、遠出するのも躊躇われたり、なかなか休んだ気がしません。

成年後見が終了するまでこんな感じです。

そして、報酬が高いと世間で言われていますが、とても責任の重い仕事であり、殆どかかりきりになってしまうので、報酬だけに目を向けると割に合わないかなぁと思います。

しかし、成年後見人をやって報酬以上のものをいただくことができました。

そして、私は成年後見人になったことを全然後悔していません。

ペン介
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因みに、成年後見人の報酬は家庭裁判所が判断し決定するので、高すぎることはないのかなと思います。

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司法書士(私)が成年後見をやって思ったこと

司法書士が成年後見人になって思ったこと

じゃあ、割に合わない成年後見の仕事をこれからは引受けないのかというと、そんなことはないと思います。

何故かというと、上でも書きましたが、報酬以外にも得られたものがあったからです。

大変な仕事ですが、一生懸命することで人の力になることができ、感謝もしていただけました。

被後見人本人にも「ありがとう」と感謝されました。

それだけで、これからも成年後見人として頑張ろう!と思えました。

お金貰ってるんだから一生懸命するのは当然だろと思う人もいるとは思います。

しかし、正直なところお金のことだけを考えると続けられない仕事です。

報酬だけでなく、他にも得られるものがあるから続けられるのかな、と…

専門職後見人はダメだという人もいます。

しかし、どうしても専門職後見人が付かなくてはいけないケースや、専門職後見人にしかできないようなケースがあります。

だから、どうしても専門職後見人は必要だと思います。

私は、私が司法書士である間は成年後見をやると思います。

被後見人に言われた「ありがとう」が忘れられないので…

成年後見制度は使い勝手の悪い制度でもあるので、上手い具合に改善されないかなーとも思っています。

ペン介
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被後見人の方にとって、もっと良い制度になれば良いですね。

いかがでしたでしょうか?

ここまで司法書士の成年後見の仕事について書きましたが、親族が成年後見人になったときも仕事の内容は変わりません。

成年後見は、被後見人に成年後見が不必要であると判断されるか、被後見人が亡くなるまで続きます。

成年後見人は、成年後見人である間ずっと財産管理や家庭裁判所への報告を続けなくてはいけません。

それらを大変だと思う方は、司法書士などに成年後見をお願いするのが良いかと思います。

親族が成年後見人になるのが、一番被後見人の意に沿えるのかなとは思いますが…

この記事が、成年後見をするか悩んでいる司法書士、親族成年後見人になる人の少しでも手助けになれば嬉しいです。

では、これで終わります!

ペン介
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司法書士にも、そうじゃない人にもおすすめの成年後見の本はこれ!

この1冊で成年後見の仕事について大体分かります。

読みやすく入門書としては最適ですよ!

ペン介
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成年後見の実務書としては以下の2冊がおすすめです!

何度も助けられました。

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鳥綱ペンギン目

気ままな自営業生活を送っている田舎司法書士

法教育に携わる度、義務教育で法律や税について授業をすべきだと常々思っている

このブログを通して法律について多くの人に知ってもらいたい

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