こんにちわ!
このブログの管理人ペン介です!
ここでは司法書士事務所を開業した私が、フリーランスの退職金について分かりやすく解説しています。
どうぞ、ゆっくりしていって下さい!
会社員は社会保障や退職金などについて会社任せで良いです。
しかし、フリーランスは自分自身で考え、任意で加入しなくてはいけません。
そんなフリーランスの方々に私は「小規模企業共済」をオススメします。
本記事は
小規模企業共済ってなに?
知ってるけど加入するか迷ってる
このようなフリーランスの方々の「小規模企業共済」への加入・未加入の決断を手助けする記事になってます。
こんにちは!ペン介です!
この記事では、節税にもなる最高の制度「小規模企業共済」について解説します。
新米フリーランスのヒナ丸です!
一緒に「小規模企業共済」について学んで、快適なフリーランス生活を送りましょう!
フリーランスが退職金!?
え!?フリーランスって退職金もらえるの!?
教えて!ペン介先生!
「小規模企業共済」という制度に加入すれば、フリーランスでも退職金をもらうことができるよ。
「小規模企業共済」の概要を説明するね!
「小規模企業共済」とは独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営する、フリーランスなどのための退職金制度です。
「小規模企業共済」は会社員などと比べ、社会保障制度の恩恵を受けない小規模企業の経営者や個人事業主のために昭和40年から始まりました。
平成30年3月末時点において、加入者数は130万人以上、資産運用残高は約9兆4,125億円です。
毎月の掛金は500円単位で1,000円から70,000円まで設定する事ができ、加入後は自由に掛金の変更が可能です。
フリーランスが「小規模企業共済」に加入したほうが良い理由
「小規模企業共済」は退職金をもらえるだけでなく、加入するとたくさんのメリットがあるんだよ。
メリットを解説するね!
これは聞き逃せないぞ…
「小規模企業共済」には下記のとおりメリットがあります。
- 高い節税効果
- 退職所得の控除
- 貸付制度
毎月の掛金を1,000円から70,000円までの間で設定でき、その掛金の合計金額を確定申告の際に課税対象所得から控除することができます。
つまり、1年で最高84万円を課税対象所得から控除することができます。
「小規模企業共済」には以下の表のとおり高い節税効果があります。
高い節税効果を受けながら、退職金までもらえるのですごくお得ですね!
退職金も所得なので、もちろん税金がかかります。
しかし、退職金による所得は控除を受けることができます。
そして、その控除枠が大きいため非課税になることが多いです。
小規模企業共済の場合、控除枠は積み立てた年数により変わります。
20年以下の場合
40万円×積立年数=退職所得控除額
20年以上の場合
800万円+70万円×(積立年数-20年)=退職所得控除額
つまり、20年積み立てると、800万円の退職所得控除を受けることができます。
積み立てる年数が長ければ長いほどお得になるので、開業して間もなく売上げが少ないときでも、毎月小額でよいから積み立てることが大切ということです。
「小規模企業共済」には貸付制度があります。
例えば、掛金の7~9割で10万円以上2,000万円以内で貸付を受けることのできる一般貸付制度があります。
この一般貸付は低利息・無担保・無保証人で借りることができます。
また、期限までに返済できない場合は、約定利息だけ返済し、借り換えをすることができます。
また、一般貸付の他にも、傷病災害時貸付けや事業承継貸付け等があります。
この貸付制度は、急にお金が必要になったときなどにすごく役立ちそうですね!
良いこと尽くめじゃないか…!!
「小規模企業共済」の注意点
良いこと尽くめな「小規模企業共済」にデメリットはあるの?
もちろんデメリットもあります。
デメリットもきちんと把握してから加入して下さいね!
たくさんメリットのある「小規模企業共済」にも注意しておくべき点がいくつかあります。
例えば、「小規模企業共済」を運営している独立行政法人中小企業基盤整備機構がつぶれる、又は運用の失敗により退職金が減ってしまうなどの恐れがあります。
いつ何が起こるか分からない時代ですから、こういったリスクは当然あります。
しかし、お金を銀行預金に眠らせておいても同じようなリスクはありますし、インフレのリスクもあります。
何が絶対に安全であるか誰にも分かりません。
また、240ヶ月(20年)未満で任意解約をした場合、元本割れしてしまうことにも注意が必要です。
※廃業のときは元本割れしないようです。
止めない覚悟を持って加入しなきゃいけないね!
「小規模企業共済」に加入しよう!
数年後どうなっているかも分からないフリーランスが数十年先を考えるのはとても難しいと思います。
そんななか退職金について興味を持てないかもしれません。
しかし、ご紹介した「小規模企業共済」は節税効果や貸付制度もあるため、フリーランスをやっている間は加入していたほうが良いと思います。
もし、途中で廃業しても掛金は元本割れしないで利息付で戻ってきますし、デメリットは少ないと思います。
この記事を見て、「小規模企業共済」に強い関心を持った方は、是非加入を検討してみてください。
素晴らしい制度だってことが分かりましたか?
もちろん私も加入しています。
加入方法を教えて下さい!
加入は簡単です。
小規模企業共済のHPから申込書を請求し、必要書類とともに提携団体又は金融機関窓口に提出するだけです。
よ~し!
「小規模企業共済」に加入するぞ~!
フリーランス向けの、法律や税について学べる本はありません?
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