法律や制度は、いつだって知ってる人の味方
フリーランスが知らないと損するお金と法律のはなし
これをコンセプトに書かれた本が
「フリーランスが知らないと損するお金と法律のはなし」です。
日本の義務教育では法律や税金について教えてくれないため、これらについて知らないことばかりです。
そのため、知らないうちに損していることが、たくさんあります。
この本は、フリーランスが損しないため、身を守るための知識を身につけるのにうってつけの1冊になっています。
とても良い本なのに話題になっていないのはなぜ・・・
この記事を見て、良さそうと思った方は是非お手に取ってみて下さい。
司法書士の私でもすごく参考になった本です!
「フリーランスが知らないと損するお金と法律のはなし」の良いところ
その1:とにかく読みやすい
初心者向けに書いてあるので、すごく読みやすいです。
筆者が税金や法律の専門家ではないからこそ、初心者にも分かりやすく、難しいことは噛み砕いて書いてあります。
専門用語を全く知らなくても安心して読み始めることが出来ます。
その2:基本から発展まで
例えば、「領収書」に関して、他の書籍ならば「領収書を取っておけ」という基本的なことしか書いていないが、この本には領収書にどれだけの効果があるのかまで書いています。
また、税金の計算方法やふるさと納税でどれだけ得をするのか等、制度の概要だけでなく、計算方法まで載っているので、税金がいくらになるのかイメージがしやすくなっています。
その3:知識がたくさん
フリーランスの知っておくべき制度、法律はたくさんあります。
その制度、法律の中で特に重要なものをこの本でたくさん知ることが出来ます。
知らないことを調べることは出来ないのだから、知ることは大切です。
その4:幅広く網羅
この本には、平均課税、任意保険、消費税、下請法、契約締結上の過失、独占禁止法についてまで載っています。
こんなことまで書いてある本は、なかなかないです。
しかも、筆者の体験談やトラブル例が載っているのでイメージがしやすい。
この本、フリーランス初心者だけでなく、玄人も読んでおくべく本です。
「フリーランスが知らないと損するお金と法律のはなし」の悪いところ
その1:手続き方法については書いていない
制度については知ることが出来ますが、手続については載っていません。
そのため、手続のやり方を知りたい人には向いていません。
しかし、本書は「知っていることの大切さ」を伝えるための本なので、手続のやり方は不要だと思います。
前書きにもそのように書いてあります。
その2:筆者が専門家ではない
筆者は作家であり、税金や法律のプロではありません。
確かに、このような専門的な本ではマイナスポイントなのかもしれません。
しかし、こういった本を何冊も読みましたが、本書はとても良いと感じました。
プロではないからこそ、素人の悩みや躓くところに気付くからではないかと思います。
内容もプロが監修しているので問題ないです。
悪いところはあまり思いつかなかったなぁ
フリーランスは読むべき
法律や制度は、いつだって知ってる人の味方
フリーランスが知らないと損するお金と法律のはなし
その通りです。
どんなに良い制度も身を守ってくれる法律も、知らなくては利用することはできません。
この「フリーランスが知らないと損するお金と法律のはなし」を読めば、フリーランスに必要な知識を得ることができます。
幅広く書かれているため、フリーランス初心者はもちろんのこと、長年フリーランスをやっている方にもオススメです。
法律の専門家やっている私も勉強になりました(笑)。
ネットで検索しても、少ししか書評が出てこないのがすごく不思議です。
すごく良い本だと思うのですが・・・
隠れた良作というやつですかね?
これからフリーランスになる方、既にフリーランスの方はどうぞ手に取ってみてください!
フリーランス生活を、より長く、より良いものにしてくれる、そんな本です。
以上、「フリーランスが知らないと損するお金と法律のはなし」のレビューでした!
では、これで終わります!
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