こんにちわ!
このブログの管理人ペン介です!
ここでは現役司法書士の私が、司法書士試験に補助者になった方が良いのか持論と経験を述べています。
どうぞ、ゆっくりしていって下さい!
司法書士試験の受験生には、司法書士事務所の補助者になった方が有利なのではないかと考えている人がいると思います。
この記事では、司法書士試験合格には補助者の方が有利なのか、私の経験と周りの司法書士から検討しています。
司法書士試験受験生やこれから勉強を始める人の参考になれば嬉しいです。
私も受験生時代に、補助者になるか凄く悩みました。
結局、補助者にはなりませんでしたが、ならなくて良かったと今は思っています。
司法書士になるのに補助者は有利?
まず結論から
補助者経験が司法書士試験合格に有利に働くということはないと思います。
なんなら、ちょっと合格まで時間がかかってしまうのではないのかと思います。
資格学校の講師は「補助者やりつつの勉強はおすすめしない」と言っていました。
私がそのように思う理由は下記のとおりです。
- 勉強時間が確保できない
- 実務経験が仇となる
- 現状への満足感
以下で解説します!
1.勉強時間が確保できない
司法書士試験の出題科目は、民法、不動産登記法、商法・会社法、商業登記法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、司法書士法、供託法、刑法、憲法の11科目ととても多いです。
そのため、司法書士試験に合格するには、一般的に2,000時間から3,000時間程の勉強時間が必要だと言われています。
専業の受験生だとしても、この時間を確保するのはなかなか難しいでしょう。
況してや、働きながらの受験となると相当大変です。
そして、補助者を雇う司法書士事務所は激務であることが多く、勉強時間の確保は難しいです。
試験前の休暇制度がある司法書士法人もあるようですが、その時間だけでは難しいと思います…
私も、1日12時間勉強してましたよ(汗
2.実務経験が仇となる
司法書士実務に触れると、試験勉強で学んだことと異なる点が多々出てきます。
そのため、実務と試験で分けて覚えなくてはいけないためとても大変です。
記述式の問題を実務感覚で解答し、間違えるパターンです。
3.現状への満足感
司法書士事務所で働いていることに満足し、勉強が疎かになっている人もいます。
夢に見ていた司法書士の仕事に携わることができて、満足してしまったのかもしれません。
安定した給料をもらえる現状に満足してしまったのかもしれません。
目標に向かうハングリー精神が必要ですよね。
現状に満足してしまっては、ダメです。
司法書士試験に補助者で合格した人はいないのか?
司法書士事務所の補助者で試験に合格した人はたくさんいます。
しかし、合格までに時間のかかっている人が多いと思います。
司法書士とは関係のない仕事をやりつつ勉強をしていた人よりも、時間がかかっている印象です。
ただ、司法書士試験合格後の補助者経験者は凄いです。
実務経験があるので即独立開業してバリバリ働けます。
私の同期合格者で補助者経験の長かった人は、即独立開業し、もの凄く稼いでいるみたいです。
司法書士試験合格後の方向性については、「司法書士はやっぱり独立開業?」の記事を参考にして下さい。
このように、司法書士事務所の補助者経験は合格後にもの凄いメリットがあります。
しかし、まずは合格することが大切なので、司法書士受験者は補助者にならない方が良いのかなと私は思います。
私の周りには補助者経験なしで合格した人の方が多いですし…
司法書士になるには補助者か、専業か
最終的に試験に合格できれば良いのです。
だから、勉強時間が確保でき、勉強に身が入るなら、補助者だろうが専業だろうが、どちらでも良いです。
とにかく勉強しましょう!
まずは勉強しましょう!
私はバイト以外の時間はほとんど勉強に充てていました。
人生がかかっていたので、死に物狂いで勉強してました。
その分、合格したときの気分は最高でした。
受験生の皆さんも、今頑張って合格後の爽快感を味わって下さい!
受験生が司法書士事務所の補助者になるのはおすすめしないというのが私の意見です。
司法書士を目指す人の参考になったら嬉しいです。
では、これで終わります!
受験生時代は勉強のし過ぎで、バイト先の人たちにヤバいやつだと思われていたと思います(笑)
試験合格後の方向性
司法書士のお仕事
コメント